足の臭いは気になっていても、それほど深刻な問題ではないと思う人もいるでしょう。

反面、この異常な臭いは何かの病気のせいではないだろうかと、気に病んでいる人もいるかもしれません。

多くの場合は病気とは関係がなく、環境や生活習慣にその原因が見つかるのですが、中には足の臭いに思わぬ病気が潜んでいることがあります。

気になる足の臭い、病気が原因と疑ってみて下さい

もし臭いの他にも気になることがあるなら、一度その可能性についても、考えてみた方が良いかもしれません。

ここでは代表的な2つの病気をご紹介します。

汗が異常に多く出る「多汗症」

多汗症の患者が、年々増えていると言われています

多汗症は汗が出るような理由や原因もないのに、異常なほど汗をかいてしまう病気です。

例えば誰も汗をかかないような涼しい場所なのに、自分だけたくさん汗が出たり、リラックスしているのに、なぜか汗が流れてしまうなどの症状があったら、それは多汗症の症状です。

中でも足の裏に多く汗をかく症状を、足蹠(そくしょ)多汗症と言います。

多汗症の人は手やワキなどに、日常生活にも支障がでるほどの多量の汗をかくので、自分が多汗症かもしれないと気づくことが多いのですが、足の場合は普段靴下や靴を履いているので、そうとは気づかない人も多いようです。

でも、靴を脱いだら足跡がつくほど靴下が濡れていたり、靴の中がビショビショになるほど湿っているようなら、多汗症を疑ってみた方が良いかもしれません。

足蹠多汗症の困った点は、同じ多汗症でも手の平に汗をかく手掌多汗症のように、いつでもすぐに汗を拭いたり洗ったりできないので、靴や靴下を脱ぐと、鼻をつくような強烈な臭いを発するようになるのです。

そのような高温多湿の環境になるので、水虫にもなりやすく、足にとっては過酷な悪循環を繰り返すことにもなりかねません。

多汗症の可能性があると思ったら、診察は多汗症外来などの専門の病院か、多汗症の診察を行っている皮膚科で受けましょう。

塩化アルミニウム外用療法やイオントフォレーシス療法などのさまざまな治療法もありますし、内服による治療も受けられます。

専門医に相談して、適切な処置を行うことで、足の臭いの悩みも解決するかもしれません。

糖尿病や他の内臓疾患が関係することも

糖尿病や内臓疾患が原因となって、足が臭くなることもあります。

体全体の免疫力が弱くなり、細菌感染しやすくなるため、足もいろいろな雑菌が繁殖しやすくなるからです。

こうした状態になると、水虫になる確立も上がります。

ただしこの場合は、足の臭いだけではなく体臭や口臭も気になるようになるので、足の臭いだけが強いというときは、内臓疾患の可能性は低いでしょう。

糖尿病になると足の臭いの他にも、体がだるく疲れやすい、のどが渇く、トイレの回数が増える、足がつったりしびれる、体重が減少する、傷が治りにくいなどの症状が出てきます。

もし思い当たることがあったら、早めに病院を受診して検査を受けることをおすすめします。

糖尿病は悪化すると怖い合併症を引き起こすこともある、重大な病気です。

放置すると大変危険ですので、一刻も早く発見して治療を開始することが大切です。

また日々のストレスが体全体の免疫力を弱め、思わぬ内蔵疾患にかかっている可能性もありますので、足の臭いの他にも気になることがあるなら、健康診断などをしっかり受けるようにして下さい。

まとめ

特に男性の場合だと、女性に比べると足の臭いにもそれほど敏感ではないかもしれません。

でも病的な臭いを感じたら、体の健康状態にも注意を向けてみる良いチャンスです。

たかが足の臭いと思わずに、その他にも気になることはないか、原因はどこにあるのか、などを考えてみて下さい。